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詩集擬き  作者: 針山
81/355

悲喜交々(ひきこもごも)


そう

例えば悲観しよう

人生に未来に

自分自身に他人の姿勢に

ああ最悪だ畜生め

もうダメだ苦しく辛い

そう

例えば悲観しよう

辛く悲しい死にたくなるほどに

世界の全てが灰色の焼け野原になるくらい

そしたら次は思い出そう

何をどうして悲しんだか

何をどうして観ているか

死ぬほど悲観する事なのか

辛く悲しいほど悲観する事か

次はなくても替えがある

替えがなくても次がある

次から次へと変わるのが

人の一生なんてモノだから

たった死ぬくらいの躓きで

悲観していたら生きられない

死ぬくらいの悲観なら

それで終わりなのだから構わない

悲観なんて苦しいだけで

悲観なんて悲しいだけだ

悲観なんて辛いモノ

さっさと止めれば楽になる

さあ悲観して悲観して

悲観する自分に悲観して

まずはそこから悲観して

次に死んでしまって悲観しよう

そしたら次は生きるから

悲観せずに生きてみよう

それでもダメなら死ぬだけだ

気にせず死んで悲観しよう

ほらほらまずは立ち上がり

ほらほら続いて立ち塞がり

さっさと立って

歩き出そう

そしたら次には楽観だ

世界を自分を

楽に観よう

明日の自分が

笑うために

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