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詩集擬き  作者: 針山
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足袋路(たびじ)


始まりは琴の音

深緑の葉が擦れて

人の香りを掻き消す

不規則に生えた木々が

私を覆う

時間を数えない植物が

光を求めて遮る

さくりさくりと

踏みしめる音

揺れる視界の先に

わずかな吐息

陽に照らされ

開けた場所

小川のせせらぎと

鳥の遠吠え

森に反射し吸収される

音の囲い

吸い込む空気は

静かな声

ゆったりと変わりゆく

世界を見て

私の旅は

ここで終わる





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