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詩集擬き  作者: 針山
74/355

慢面(まんめん)


こんなにも爆発する

感情を心に飼っているのに

私たちは理性を求められ

本能を否定される

遠くに聞こえた遠吠えを

風のうねりだと言い聞かせ

振り下ろされた鉄くずにも

耐えた心を弱いと言う

何年も忘れて

何時までも壊せなくて

どんなにバラバラになっても

そこにある

どんなに怒っても

君は笑っていたね

どんなに悲しくても

君は笑っていたね

どんなに楽しくても

君は笑っていた

拡声器で作られた声みたいに

君の笑顔は大きく見せられた

まるで本当の声を隠すように

笑って

感情を仕舞い込んだ

さよなら理性

さよなら本能

そこにあるのは

紛い物の偽物

感情という名の

笑顔

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