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詩集擬き  作者: 針山
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積拙(せきせつ)



奇跡みたいな初恋に

運命のような失恋だ

そんな好きな人が

ずっと幸せでいてくれますように

変わらない日々を追うように

記憶を積み重ねて

何かを忘れていこうと励んだ

すんなり埋もれていった

誰かと誰かの想い出

きっともう二度と

この世界に姿を現すことはない

きっともう二度と

それは誰のトコロにもいかない

たくさん重ね合った今

いつの間にか昨日

気が付けば去年

誰かの体温さえ忘れてしまいそうな

誰かの日常風景

雪降る空を仰ぐのと同じくらい

それは不確かな希望

切り裂く風に呑まれて

誰かの声さえ忘れてしまう

もう大丈夫

だからだから

お願いだから

君の思い出から僕を消して

君が過す時から僕を消して

君が生きる世界がずっと

幸せであることを祈って


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