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詩集擬き  作者: 針山
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廻諾(かいだく)



こうやって死にたくなる

生きるのが辛いんじゃなくて

ただただ死にたくなる

どうやって死のうかなんて考えず

ただただ死にたくなる

どうして死にたくなるなんて

無駄な言葉は言わないで

きっと誰にもわからない

私が知らない私のこと

あなたが知らない私のこと

誰にもわからない

私の心

傷ついた

無傷のまま

傷ついた

痕はないまま

私はいつまで生きるのだろう

そんなことを言いながら首を吊る

私はいつまで生きるのだろう

そんなことを言いながら腕を切る

私はいつまで生きるのだろう

そんなことを言いながら息を吸う

誰も知らない

誰かの生死

誰かが知ってる

誰かの生死

忘れもしない

今日のこと

今日はきっと

そのうち忘れる

忘れてそのまま

生きていく

こうやって

死にたくなる


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