表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集擬き  作者: 針山
352/355

寂雲(せきうん)

煩い蝉の声

喧しい蚊の羽音

ひりつく陽射しに

蒸れる湿度

夏を表す

言葉がたくさん

今はもう

過去に思える

気がついたら

消えてしまった

教室の窓から覗く

眩しいほどの青空と

漂う入道雲

何もない地平の

田舎道

緑鮮やかな

土の道

走る自転車の

鉄音

笑う彼

電車で見える

ビルの間からは

見えない景色の思い出

揺れる

揺れる

揺れる

泣いた空は

今日も彼を思い出す







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ