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詩集擬き  作者: 針山
35/355

場愛(ばあい) 


いけない事だと知っていて

間違っていると解ってる

でも

抑えられない感情だった

口で拒んでも

どこかで求めてる

たった一度の過ち

あの日と同じ

星も月も雲もない空を見上げると

思い出す

彼の声

彼の唇

彼の腕

彼の熱

甘ったるい吐息

粘りつく空気

まとわりついた囁き

彼は今日もあのデスクで

私が出した紙片をチェックする

紙の擦れる音

人の話し声

震えた携帯を開くと

あの日と同じ文面

振り返って

ため息を吐く

抜け出せない

絡まった生暖かい

吐息






――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

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