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詩集擬き  作者: 針山
343/355

換車(かしゃ)

開けて閉め

閉めたら開けて

入れ違い

見知らぬ人が侵入し

見知った人が跨いでく

決まった位置に

決まった時間

軽やかな音色と雑踏を

合わせて喧し姦しい

今日は誰が来るだろう

明日は誰が消えるだろう

憂いはなく

儚くはない

機械的に規則正しく

優雅さよりも機敏さを

優美さよりも安定さを

綺羅びやかに華やかさに

いくども見せつけ

たどり着く

毎朝苦しく乗り合わせ

毎夜騒がしく乗り降りる

滑り込む我が家の一つ一つ

笛を鳴らし

走り出す

定まった道を

突き進む

どこまでも

そこまでに

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