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詩集擬き  作者: 針山
330/355

在嫉(ざいしつ)

たった一人でいます

誰もいないわけじゃなく

誰かがいないわけでもなく

そこかしこに

誰かがいるのに

一人でいます

理由はなく

理屈もなく

ただ一人でいます

好きではなく

嫌いではなく

ただ集まるのが

ただ居るのが

どうしても

納得できなくて

理解できなくて

でも

一人だと

届かない言葉があって

でも

一人だと

望む平穏が確かにあって

どうしたいのか

自分でもわからなく

答えがないから

見つけ出せず

私は今日も

一人でここにいます

おはよう

こんにちは

さようなら

鏡に向かって

呟くだけ

それでも

私がもう一人いるのなら

きっと

私は

疎むから

今日も一人で

ここにいます

それでも私は

ここにいます

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