表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集擬き  作者: 針山
326/355

相着(あいちゃく)

好きの先を知りたくて

小さな吐息と一緒に

紡いだ言葉

だけど

好きの後に何があるかも

知らなかった

愛してるって

囁いて

恋してるって

嘯いて

毎日消費されていく

愛情を補充して

私は世界に

好きな人がいると伝えている

毎日毎日飽きもせず

毎時毎時忘れずに

毎秒毎秒心を込めて

SNSで伝える

愛の言葉

知らない人からの賛辞を受け

私の恋は正しいと自信を持ち

愛の補充に勤しむ日々を重ねて

気がつけば

補充する愛が尽きていた

だから

好きの先を教えてほしい

愛することがなくなっても

恋することがなくなっても

好きだから

まだ先があるのなら

皆に伝えたいから

私は貴方に聞くの

教えて貰った好きの先は

涙の味がした

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ