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詩集擬き  作者: 針山
321/355

電端(でんぱ)

緩やかに厳かに

静かによそよそしく

素知らぬ顔で近づいて

にこやかに晴れやかに

見知った顔で離れてく

遠くなった距離の中

時間だけは近くなって

長さだけが延びていく

聞こえる声は優しくて

見えてる顔は寂しくて

届かない空気だけが

離れていく

時間と場所を省略し

電気が全てを繋げてく

灯りを点けて

肌身離さぬ

電波を流し

揺れる世界で

話しかける

おはようとお休み

切れる電子音が

今日を告げた





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