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憎汚(ぞうお)
憎んでもいいでしょう
恨んでもいいでしょう
例えそれがお門違いだとしても
憎んで恨むことくらい
許されるでしょう
それさえも許されず
ただ己を罰するならば
もう
死ぬしかないでしょう
それ以外の道は
消してしまうのでしょう
何もかも悪いのは
私だとしても
それでも憎むくらい
恨むくらい
構わないでしょう
憎ませて
恨ませて
優しくせずに
最後まで敵意を持たせて
忘れてしまってもいいから
この時だけは
非難させて
じゃないと
私は何もできない
できないまま
残された道は
なくなってしまう
優しさがあるのなら
優しくしないで
それが
憎み恨む
私なのだから
