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詩集擬き  作者: 針山
29/355

好気(すき)

ねぇ

どうしてだろう

友達と話したら

伝えたい事は伝わるのに

貴方と話すと

伝えたい事が多すぎて

何を話せばいいかわからないの

朝見かけた子猫のことや

休み時間に見た綺麗な空

友達と一緒に帰った

あの何でもない日

色んな事を話したくて

大したことじゃないのに

貴方に知ってもらいたいの

私が今日何を見たのか

私が昨日何を知ったのか

私が明日何を楽しみしてるのか

こんな話

つまらないってわかっているのに

それでも私の事を知って欲しいの

それだけで充分なはずなのに

それだけでいいはずなのに

貴方に伝えられない気持ちを

伝えたい

迷惑かもしれない

嫌かもしれない

私なんかの気持ちを

私なんかが気持ちを

怖いよ

すごく怖いよ

でも

なかった事にはできないから

私が貴方に伝えたい気持ちは

これからも変わる事なんてないから

だから

伝わらなくても

伝えられなくても

伝えたいの

知って欲しいの

私を

私の事を

貴方に知ってもらいたい

ごめんなさい

ありがとう

私はずっと

ずっと

貴方だけを見てきました

私はずっと

貴方が好きです

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