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詩集擬き  作者: 針山
284/355

死止累々(ししるいるい)

死ねばいいのに

道徳とかいらない

本当に死ねばいいと

口にしたい

殺したいわけじゃない

ただ死んでほしい

お願いだから死んで

どうか消え去って

命をなんだと思ってる

なんて言われても

それを踏まえた上で

死んでほしい

誰かにとってその命が有用でも

私にとってその命は不要だから

いらない命なんてないなんて

お伽噺は持ち出さないで

いらない命なんて

ごまんとある

そこらにたくさん落ちている

けれど人は

簡単には死なない

あっけなく死ぬことはあっても

簡単には消えない

だから死んでほしい

死んでくれ

お願いだから

事故でも殺人でも

病気でも不幸でも

死んでくれるなら

それでいい

死なないかな

そう思って

思われるだろうことは

わかるけど

それでも

死んでほしい

お願いだから

命が粗末に

なりますように

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