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詩集擬き  作者: 針山
282/355

藍居路(あいいろ)

廃屋眠る

光が暗く

緩やかに落ちれば

そこには何もいない

ゆっくりと確実に

けれどしっかりと確かに

そこにいる

虫の音色だけが響いて

寂しさを紛らわす

聞こえるのは静かな合唱

ほんの一歩奥に行けば

聞こえなくなる高音域

茂る闇の中

はっきりと見えるのは

揺らぐ影

誰もいない

誰かいない

一歩進むごとに

途切れる雑音

喧騒は高い空の果てに

流れる風が運び出す

確かめて

誰もいない廃墟の奥を

確かめて

誰かいる廃屋の中を

そこに眠るのは神秘の光

闇があるから輝き

輝くから闇に紛れる

奏でた悲鳴は呑み込まれ

また一つ

誰見ない土地となる

涼しんで

木陰の間を歩いて

見渡して

広がる海は

ただ影を一つ

呑み込んで

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