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詩集擬き  作者: 針山
280/355

純逢(じゅんあい)

愛したい

燃え上がるような恋を

ああ好きだと伝えたい

誰にも渡さない

誰にも譲らない

独り占めの感情を

ただただ愛でていたい

愛したい

愛したい

我が子のように

猛る心を震わせ

抱き締め続けたい

愛を囁く言葉で悩みたい

愛を嘆く想いで苦しみたい

愛しい人

愛らしい人

言葉では伝えきれない感情を

出し惜しみせずぶつけたい

愛してると言って

愛したいと抱き締めたい

愛してる

愛してる

ただただ愛してる

そんな極限の感情を

いつか持ってみたいと

愛に溺れるような人生を

体験してみたいと

そんな戯れ言を口ずさみながら

今日も一度も

誰も愛せなかった

愛せない

誰も愛せない

愛したことが

一度もない


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