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詩集擬き  作者: 針山
279/355

校問(こうもん)

勝利が

勝利が欲しい

輝かしい栄光にまみれた

手垢のついた誰かのものでも

それがただ一つの勝ちだと言うのだから

私は声高く

叫ぶ

ここにいるよ

誰も信じない教室

乾いた笑いが渦巻き

星のない夜空を見上げ

綺麗なんて呟くんだ

誰かが叩いた拍手に

お辞儀をしてお別れを

眠れない夜に泣いて

起きなきゃいけない昼に笑おう

そうやってどこまでも広がる地平線みたいに

手を伸ばすなんてバカらしい先を見て

駆け出すんだ

この先に何が待つなんて

想像なんかせずに

楽しみなクリスマスプレゼントのように

砂ぼこりを蹴散らして

裸足で駆けていこう

年中無休こんな調子で

楽しく辛い

明日を歩こう

校庭を抜ければ

広がるのは



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