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詩集擬き  作者: 針山
268/355

美外路(びーどろ)

忘れないで

私のことを

忘れないで

この日のことを

忘れないで

みんなが知っていたことを

ずっと覚え続けなくてもいいから

一人で空を見上げながら

帰るときにでも

知らないだけで

知ってるから

誰かと笑って

笑みをこぼす車の中で

ちょっとだけ

心の中に入られればいいから

花火を見上げた

あの夜のように

初めての小道を

歩いたあの日みたいに

忘れないで

回った心の

結び目を

さよなら

日暮れの縁側のような

安らかな日々の人




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