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詩集擬き  作者: 針山
265/355

今日風(きょうふう)

風が吹いたから食べよう

きらきら光る気持ちを一つ

項垂れた君の背中から抜き取って

首を落とす君が笑う

抱き締めた聖母が泣きながら

千切った耳を踏み潰す

流れた地面に揺さぶられ

目を覚ます主人を惨殺だ

濡れた手を洗った先に

広がる海を汚染しよう

赤く青く汚く黒く

混ざった気持ちの行く先は

風が生まれた山の中

山彦を一つ食べた山猿が

腹を抱えて転がり落ちる

車の窓に叩きつけ

抜けた毛が風に乗り

流れた毛を

食べた







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