表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集擬き  作者: 針山
256/355

家(いえ)

どうしても取り戻せない

時間もそうだ

過ぎたあの日を懐かしみ

通ったあの時に涙ぐみ

忘れていたあそこで胸を痛める

瞼を閉じれば思い出す

今とは違う自分の姿

取り戻せない

取り戻せない

君のために僕は戦った

嫌いな行動を実行し

好きな感情を捨て置いた

全ては愛する人のため

そのためだけに僕が捧げた

ある日の思い出

取り戻せない

瞼を閉じても

思い出せない

記憶にない

思い出の欠片を

大きな声で笑っていた

あの眩しい日のように

高く伸びた雲が

途切れていく

繋いだ糸が

綻んでいくのではなく

朽ちていくように

傷んだというより

過ぎ去ったが近い

遠くに舞う

風に吹かれ

消えていった

騒々しい

ざわめきと共に



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ