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詩集擬き  作者: 針山
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『生濁今濁(せいだくこんだく)』

苦い苦い

今日の出来事

苦い苦い

明日の出来事

もう何も取り込めない

ヒドイ味

腐って溶けた野菜みたいに

醜く歪んだ菓子みたいに

溜まって消えず

残り続ける

こんなもの欲しくなかった

こんなものいらなかった

今すぐにでも放棄したいのに

私はそのやり方を知らない

どうすれば捨て去れるんだろう

どうすればなくなるんだろう

私には解らない

この苦い苦い嫌で重たいものを

私は抱えて背負って生きていく

そのうち腐るだろう

臭いが付く事に

恐怖する

きっと離れないだろう

私は醜悪に悪臭を振り撒いて

まだまだ生き続ける

生き続く

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