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詩集擬き  作者: 針山
248/355

涙積(るいせき)

何度言ったでしょう

何度言われたでしょう

歪んだ顔を歪まして

歪んだ心を歪まして

理解していない

こんな世の中

わかる方がおかしい

構築された狂ったシステム

曲がらない折れたサクセス

生きるために必要なのは

崩れる瓦礫の山

無駄を無駄じゃないと言い張って

何もかも有用だと叫ぶ聖職者

聞こえるスピーカーを音楽に

流れる囁きをチャイム代わりに

自分だけで精一杯の偽善者

地面を見つめて地下を見ず

空を見上げ上空を見渡さず

シミのように残る

歴史の一頁

閉じて拭かれて修繕される

無為な行い

だから諦めて

だから諫めて

偽善者が聖職者をバカにし

聖職者は偽善者に憧れられる

繰り返す生きた証は

そろそろ有効期限切れ

切れた一生を

忘れていく

たくさんの

泣いた夜を残したまま


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