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詩集擬き  作者: 針山
245/355

禍呼吸(かこきゅう)

生きたいから生きるのに

死にたいときに死ねない

神様

神様

お願いです

助けてください

なんて

願っても

絶対奴らは聞き届けない

空高く

地の底から

嘲笑って微笑んで

悶える苦悩を眺めてる

だから願わず望まず

生きたいと

思わず叶わず

諦めたのに

いつまで経っても

死んではくれない

しつこい命

長引く時間

生きるか死ぬかで

生きてしまう

生きる喜びなんて

感じてしまう

死ぬ幸せだって

存在するのに

無責任に生きろなんて

拷問でしかないのに

そんなに生きてほしいのなら

簡単に死ねる世界を作って

戦争や紛争

争いで奪う命じゃなくて

願って思って

望んで叶えて

生死の現象を

生きたい人がいるならば

死にたい人がいることを

否定しないで

道徳だけで

死を否定しないで

生きたい

死にたい

違いは

大きく違うのだから


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