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詩集擬き  作者: 針山
237/355

遺場所(いばしょ)

右腕はなくしました

ついうっかり

どっかにぽんと

左腕はまだあります

忘れずに抱えて落として

間違え蹴飛ばし

だから左足は捨てました

邪魔なものは切り捨てて

ちゃんときっちり整理して

そしたら右足がいらなく

そこで君にあげました

すっきりくっきり

何が必要でしょう

モノをとる腕ならば

貴方がいます

ドコカニいく足ならば

貴女がいます

腕も足もなく

それで生きる私を何と言うでしょう

どこかの誰かは

美しいと呟いて

誰かのどこかで

醜いと囁かれて

ないことは美しく

ないことは醜く

あれば美しく

あれば醜い

だから私は

体を

置きました

残りは

どこてすか

ガラスをひとつ

用意して

みずをいっぱい

みたしたら

ことばをけして

はいりましょう

こここがわたしのの

あなたのなか


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