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詩集擬き  作者: 針山
235/355

繰吸増(くりすます)

愛が欲しいと言ったから

愛をあげました

愛が恋しいと言ったから

愛を与えました

愛をあげて与えて

愛を撒いて蒔いて

私の愛は

なくなりました

誰もを愛して

誰もを愛しんで

誰も愛を貰えない

私だけが残りました

世界中に愛が溢れる日に

私だけ愛がない

愛するために勤しんで

愛するために頑張って

愛するために

愛して

愛が欲しいとは言いません

愛が恋しいとは言いません

ただ

愛を知っていてもらえれば

誰かを愛する

誰かの愛を

愛を知っていますか

愛を知りませんか

なら

愛しましょう

愛を

愛を

愛を

愛がどれだけ

慈悲深く

愛がどれだけ

無様なのかを

愛しましょう

愛を知りましょう

それから

愛を放しましょう

愛は蓄えるものではなく

愛は独占するものではなく

愛は流れるモノなのだから

愛して

その一言で

私は愛を持っていきます

私には言えない

愛の言葉を

持って

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