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詩集擬き  作者: 針山
218/355

春花秋湯(しゅんかしゅうとう)

好きだった

どうしようもなく

どうしてでもなく

好きで好きで

好きだった

話をするだけで弾んだ

私の心臓

話をするだけで震えた

私の手足

でも

もう

そんなものはどこにもない

こんなことになるなんて

思いもしなかった

まるで夢を見ていたかのように

泡となって消えた感情

ここまで一緒に

育んできた

大切な想いだったのに

気がつけば

他人になっている

涙はない

後悔は少しだけ

あとは晴れ晴れとした

何ともない日

高く昇る太陽が

陽射しを向けても寒いように

私の季節は

変わってしまった

移り変わる

移り変わった

愛して恋して諦めて

私の心は

今日も季節を巡る

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