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詩集擬き  作者: 針山
212/355

生燃(しょうねん)

いつの日か約束した

遠い未来の自分自身に

嘘を吐きたくないと

ずっと思ってても叶わない

今に涙を流せず

ボクは今日もおんなじ明日を

迎えることに慣れてしまった

ずっと想っていただけで笑わず

真面目な顔して笑えていた

何もない子供の頃

真っ白の雪原みたいに

どんな絵も描けた窓の外は

今じゃ気軽に出るなんてことは

出来なくなっていたんだ

それでも

ボクは笑わずに

今も昔の自分自身に

嘘を吐きたくないから

昨日とおんなじ今日を

迎えることに慣れていく

誰かが助けてと叫べば

誰かが助けてくれると目を逸らす

そんな誰かになんて生りたくないから

バカみたいと笑われても

明日を見るんだ

昨日と似た今日を

明日とは違う今日を

今日とは違った今日を

いつの日か約束した

遠い未来の自分と

遠い過去の自身に

嘘を吐きたくなんてないから


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