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詩集擬き  作者: 針山
211/355

曝(ぼく)

みんなが僕を知りたがる

でも

僕は僕を知りたくない

秘密に機密に内密に

少しずつ漏れていく

僕の思いに

僕の言葉に

内緒だと壁を作れば

僕は彼らの仲間にはなりえない

君にだけだよ

そっと囁く

貴方だから

そっと呟く

特別に特別に

ここだけの話をしよう

僕の知らない

僕の話






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