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詩集擬き  作者: 針山
204/355

退矜(たいきん)


やっと

やっとだ

ずっとずっと嫌いだった

助けてくれると言った人は

口だけで

間違ってると言った人は

なにもしない

ずっとずっと

我慢して

我慢続けて

耐えきった

もういない

いなくなる

これでやっと

自由になれる

できることなら

もし許されるのなら

僕の手で

別れを告げたかったけれども

それももう

過去の話

過去になる

変わる明日を

待ちわびて

変わらぬ昨日に

別れを告げて

今日を最後に

笑い合う

これで終わりと

言い聞かせながら

笑顔で笑顔で

僕はいく



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