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詩集擬き  作者: 針山
201/355

快渇(かいかつ)


わずかな乾燥

ほのかな湿気

上気する吐息

上下する鼓動

柔らかくも鋭い陽光が

室内を占領し始める

眠い目を擦り

身体に力を入れ猫のように起き上がる

ふとした時に見える

彼の横顔

外見からは似つかわしくない

さらさらの髪

無骨な手のひらは

普段の彼のように

貴重な朝の自由時間

好きなことの一部に

撫でる髪

いつまでも続けばいいと

秘密の空間

誰にも内緒の

ひと時の至福を堪能し

あとはいつも通り

たたき起こす

笑って騒いで

いつも通りに

ちょっとばかりの未練も

残さないように

まっすぐ眼を見て

瞳から逸らして

おはよう


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