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詩集擬き  作者: 針山
194/355

意味浮(いみふ)

貴方の生には意味があるの

首を傾げ問う彼女は

緩やかに奏でる

意味を価値をと嘆く友に

彼女は意味とは価値とはと問う

だから友は答えた

生まれてきた意味を

生まれてきた価値を

知りたいのだと

だから彼女は問うた

生まれてきた価値を

生まれてきた意味を

成し終えたらどうするのかと

誰かが与えた意味と価値が

下落して下落して

通過点として終わってしまったら

どうするのだろうと

問うた

問うた

意味と価値を考える

意味と価値に嘆く

友は

何と答えるのだろうと

意味が終わり価値が消えた人生を

否定し拒否し死ぬのだろうかと

それとも新たに意味や価値を

捕まえてくるのだろうかと

どちらにしても

変わらない

どちらにしても

おんなじだ

だから彼女は問うた

友の答えを

友の言葉を

問われた友が

開けたら口の先には

彼女の軽やかな

笑い声が聞こえた

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