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詩集擬き  作者: 針山
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『凍夏(とうげ)』

忘れない

忘れていない

どうやっても届かなくて

どうしても届きようがない

何故そこを目指すのか

いつの間にか忘れてしまった

忘れてない

想いは同じだ

思いが違う

変わっただけで

忘れてない

忘れていないから

周りが変わった

私が変わった

変わらせられた

変わらなくては

生きていけないから

変わるから

生きていけるから

どうしてなんてバカバカしく

なんでなんてアホらしい

拒んでも望んでも

何も変わらない

忘れることなんてできやしない

思い出すことさえ無理なのに

もう一度思い描くなんて

どうやったらできるのだろう

何をどうやって

どうやって何を

振り向けば

いつの間にか着いた足跡

振り返れば

いつの間にか背負った記憶

振り仰げば

いつの間にか阻む関係

捨て去れば

きっと届くかもしれない

振り解けば

恐らく手に入るかもしれない

未定の未来を語る

将来の先

何時まで経っても

一歩も動けていないのに

いつの間にか

辺りは変わっていたんだ

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