表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集擬き  作者: 針山
169/355

春日捜盗(しゅんかしゅうとう)

夏の夜の

出会いと別れ

秋の日の

生死の懺悔

冬の空

まだ来ない

誰かの足音

通りを挟んだ

喫茶店

窓に映る景色は

忙しない入道雲

まだ来ない

まだ来ないよ

繰り返す毎日を

私はずっと続けてる

やめてもいいのに

やめたいのに

諦めたらいいのに

諦めたいのに

今日も変わらぬ景色を

作り出す

ふと振り返れば

知らない誰か

ふと振り返れば

見知った他人

季節は過ぎて

季節は巡って

季節は辿って

季節は捨てて

どこまでも変わらぬ

景色の中

まだ来ない

まだ来ないよ

私の春は

まだ訪れない

季節は冬へ

変わってく

夏を過ぎ

秋が過ぎ

冬が来て

終わってく

季節は今日も

終わっていく


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ