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詩集擬き  作者: 針山
161/355

落下生(らっかせい)

好きよ好き

ひとりぼっちの貴方が好き

誰にも心を開かずに

誰にも心を許さずに

それでも誰かを求めてる

矛盾した貴方が大好きよ

ひとりぼっちは寂しい癖に

他人が近づくのを疎んじゃう

ひとりで過ごす昼間はつまらないのに

夜には自分の時間が恋しいの

好きよ好き

貴方が大好き

ひとりで出来ると思ってる

だからひとりがいいと謳ってる

勘違いした貴方が大好き

人恋しいのに不器用だから

誰かの近くに行けない貴方が好きよ

肌を合わせる温もりを知っているのに

どう近付けばいいのか解らない貴方が好きよ

好きよ好き

貴方が大好き

愚かで浅ましく

我が儘で自分勝手な

人間らしい貴方が好きよ

だから気取らないで笑わないで

貴方はどこにでもいる誰かだから

特別な人間なんてものじゃないんだから

そんな普通な貴方が

私は大好きなの

理由をつけて

差別して

出来ない努力を見ていない

そんな貴方が

大好きよ

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