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詩集擬き  作者: 針山
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『示呟(じげん)』

あの子が好き

何時何時も考えて

何時何時も忘れない

いつもいつも

思い出して思い浮かべて

どうしてそこまで依存できるのか

不思議なほどに心を傾けて

信頼して信用して

信じて信じて信じて

盲目的に啓蒙的に

猪突猛進気味に

一心不乱に五里霧中

表立った姿しか知らないで

すべてを知った気になっていた

裏だった姿から目を逸らし

すべてを知った気になっていた

作られた表情

作った反情

作り始めた感情

作り終わった心情

綺麗な声を聴いて

汚い言葉は聞かず

幼い心理を見て

人の真理は見ず

都合がいいお人形のような淡い心

無垢で無常で無心

純粋とは程遠い

姦しい内情

手が届かないからこそ

傾けられる声

本当は理解している

嘘っぱちな私の愛

届かないのは

この現実にアナタがいないから

その現実にアナタがいるから

繰り返す言葉を耳にして

心地よさを勘違いする

変化のない

机の姿

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