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詩集擬き  作者: 針山
158/355

他人事(うわさばなし)

知らない囁きが聞こえてくる

楽しそうな笑い話

誰かの名前が聞こえて

安堵する

それは私じゃない

良かったそこにはいない

矮小で臆病で

卑怯で卑屈な私の席

首を縮めて

耳を澄ます

誰かの笑い声

ひそひそ話

名前の登場しない

誰物語

ああ

それは

私のこと

不安を抱いて

今日も過ごす

一人になりたい

そんなことを願いながら

一人は淋しい

そんなことを思いながら

私は今日も

誰かの噂話に苦しむ

悪意と敵意

それさえない

無邪気な悪に

怯えながら





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