表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集擬き  作者: 針山
157/355

受流休(ずるやすみ)



目の前で死んでやろう

涙が溢れ

身体を震わし

声にならない悲鳴を上げ

そのちっぽけな一生に

刻み込ませてやる

きっと誰もわからない

目の前で死んでやっても

誰も気付けない

どうして死んだのか

どうして死ぬのか

そこまで行き着いていたなんて

誰もわからない

だから死んでやる

目の前で眼前で

生暖かい血液をかけてやる

異臭に近い血液を撒いてやる

良い人もいた

でもずっと良い人じゃなかった

悪い人もいた

でもずっと悪い人じゃなかった

どっち付かずでも良かった

でも

耐えられなかった

明日には裏切る

影では裏切る

この場所に

死んでやろう

目の前で死んでやろう

首を吊って

首をかっきって

無惨に無様に

惨たらしく

悲惨な惨状を

見せつけてやろう

私の一生が終わっても

記憶に刻んだ

お前らの一生で生き続けるために

目の前で死んでやろう

私をかけて

賭けて

かけて

死んで

しまおう


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ