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詩集擬き  作者: 針山
152/355

虚住区(きょじゅうく)


唯一無二の私だから

きっと誰もいらないのでしょう

多種多様の私なら

きっと誰かが必要なのでしょう

言葉を発し

想いを告げ

意思を持って意志を為す

そんな私だから

そんな私なんか

いらないのでしょう

誰かの肩に手を置いて

誰かの心に手を重ねて

同調し同意して

共調し協調して

誰かと同じになってしまえば

良かったのでしょう

誰かが歩んだ人生を

私も歩めと世間は言う

常識なんて言葉に押し込めた

未知を害悪と見放して

同じ服装に同じ歩調

同じ言葉に同じ思想

楽しく仲良くご一緒に

短い一緒のわずかな期間

共にいる場所に合わせろと

笑顔で笑わず言ってくる

そうやって選別して

こうやって差別して

私の居場所を

奪ってく

人は人なんて求めてない

人は己を求めてる

貴方はいらないあなたはいる

わたしはいらない私はいる

アナタはどちら

向こう側か

あちら側か

どっちに

居たいの



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