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詩集擬き  作者: 針山
149/355

希受名(きずな)


どうしてなの

どうしてなの

こんなにも

こんなにも

心が痛くなるだけならいいのに

胸が痛くなるだけならいいのに

私の世界も壊して

滅ぼして

貴方たちは

それでも笑わない

過ぎ去る時間の

積み重ねが

私を責めているようで

苦しくて

苦しいのに

そんなことを口にするのは

卑怯者のようで

私の右手は嘘吐き

私の左手は嘘吐き

貴方の後ろには

何もないよと言うだけで

私の背中には

何があるとは言わないの

どうしてこんなにも

痛いんだろうか

泣いても仕方ない

怒っても仕方ない

私と貴方たちの

絆なんてものは

目に見えなくて

眼に映らなくて

あるかどうかも解らないけど

あると信じて

信じたいと思って

今日も明日も

私は歩く

貴方たちと同じ

貴方たちがいる

その場所へ

いつか誰かが

バカだなと笑ってくれたらいいなと

結びながら



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