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詩集擬き  作者: 針山
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未恋(みれん)


愛が欲しいと貴方が言ったから

私はギュッと抱き締めた

恋がしたいと貴方が言ったから

私はそっと手を繋いだの

笑って見つめて微笑んで

貴方はありがとうと言ったけど

きっと私の気持ちは伝わらない

昔馴染みの慰めと受け取られて

いつも通りの触れ合いと取られて

そこには私の想いとは違う

似ている真反対の気持ち

どこまでやれば気づくのか

朴念仁の貴方は気づかない

何度も春が来て

何度も夏を見て

何度も秋を過し

何度も冬を待つ

あの時あの時

たくさんの思い出ができるけど

あの時あの時

たくさんの時間が結ばれるけれど

本当に欲しい想いは

ずっと手に入らない

恋をしたいと言うから

私は頭を撫でたの

愛が欲しいというから

私は言葉を囁いた

いつまでもいつかまでも

きっとずっと届かない

失くせず失くせない

きっとずっと見つからない

私も貴方と同じ

恋をしたくて

愛が欲しいの

二人に

冷たく甘い

私と貴方


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