表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集擬き  作者: 針山
145/355

辛尽(しんじん)



こんなに頑張っているのに

誰も見てくれない

こんなに一生懸命なのに

誰も聞いてくれない

どうして

どうして

誰も評価をくれないんだ

やっているだろう

何が足りないんだ

教えられるものなら教えてくれ

出来ることならやらせてくれ

それでどうにかなるのなら

僕は何とかやってみせるから

お願いだから

頼むから

一人にしないで

見捨てないで

頑張れるんだ

まだまだ

出来るから

取らないで

僕のやる事を

奪わないで

僕がやる事を

きっと貴方なら

上手くできるだろう

きっと君ならば

もっと早いのだろう

追い付くために

やりたいのに

追い付くために

出来ないのに

無理をしなきゃ

苦しめない

恨んで妬んだ

歪んだ心

それが正しいなんて

誰も言わないけど

僕だけは

味方でいる

僕だけは

僕の味方でいる

じゃないと僕は

こんな僕は

本当に世界で

一人きりになってしまうから

頑張るよ

一生懸命に

だからどうか

誰か

誰でもいいから

僕を見て

僕を

見て下さい

僕は

ここにいます


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ