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詩集擬き  作者: 針山
138/355

赦私手(ゆるして)


許して

許して

私を許して

視界が闇に覆われる前に

誰かここから私を許して

みっともなく汚く汚らわしく

泣き叫ぶ私を見て許して

お願い許して

どうか許して

許して許して

何度も繰り返すけれど

一体何を許してほしいのか

それさえ解らない

許されなければならないと

強迫観念ばかり増えてくる

許してほしい

出来るなら

何が許されなかったのか

教えてほしい

許されざることは何だったのか

許されることは何だったのか

誰でもいいから一言告げて欲しかった

見つけて考え知っていけだなんて

無理があるのだから

無理しかないのだから

だったら最初から

言ってほしい

言わなきゃ解らず

言っても解らない

許して

謝罪でも贖罪でもない

不思議な言葉

許して

許して

主観で客観

私の言葉で貴方の言葉

許して下さい

お願いします

誰かどうか

私を許して

貴方の言葉で

私の言葉を



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