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詩集擬き  作者: 針山
126/355

無知仏(むちぼとけ)

ああ

ああ

怖い

何もしていないのに

ちょっと疑われる行動を

少しばかり怪しい仕草を

やってしまったと気づいた時

世界は背中となって

襲ってくる

誰かいる

誰かがいる

けれど振り向けない

恐怖から動けない

なんてことじゃなく

これ以上

怪しい動きをしたくない

それでも感じる

肩への視線

耳に集まる背後の熱

首に引っ掛かる重圧

真偽を確かめる術はなく

真実を確かめる勇気もない

疑惑が疑惑を

不審が不審を

積み重なって

落ちていく

心の中に

誰かの

心の中に



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