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詩集擬き  作者: 針山
125/355

吠糾(はいきゅう)

跳ぶ

もっともっと

跳べる

あの高さまで

あの高さより

俺はもっと

跳べるんだ

高い壁が邪魔をして

向こう側へと渡らせない

伸ばし手は壁までで

そこまでいったら意味がない

もっと

もっと高く

もっともっと高く

あの高さまで

あの高さより

壁に届く程度の高さじゃなく

壁を越える

向こう側へと

あちらの景色を一望できる

あそこまで

跳ぶ

跳べる

跳べるんだ

俺はもっと

まだまだ跳ぶ

疑うことも

怖がることも

迷うことも考えることも

跳んでからだ

力を込めた脚

弾き飛ばされた体

伸ばされた腕

触れた手のひら

開けた世界が

そこから見える

この瞬間

そのために

今までとこれからが

あるように



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