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詩集擬き  作者: 針山
120/355

偲恋(しれん)

子供で良かった

大人の恋なんて

したくはなかった

悲しい別れを迎えろと

世の中は当たり前に言う

それが普通だと

世の中はそうやって出来ているんだと

悲しい悲しい

涙が止まらない

止める涙もない

辛辣で失礼で

快活で明朗な

気丈で険しい貴方は

私の涙に口をつけ

もう二度と

会う事のない

あの言葉を

囁いて

呟いて

あの言葉を

会う気のない

もう一度と

私は彼の口につけ

気弱で儚く脆い私は

軟弱で正直に

止まる涙はない

涙は止まりない

嬉しい嬉しい

世の中はこうやって変えていくんだと

それが恋愛だと

世の中は当たり前に言う

嬉しい邂逅を迎えろと

したかったのは

子供の恋でなく

大人で良かった




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