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詩集擬き  作者: 針山
110/355

極落(ごくらく)



くるりと世界が回れば

貴方はぽとりと落ちてしまう

何処に居ても

何所に入ても

世界はたった一つに繋がっているから

思い起こせば大失態

思い忘れれば大爆笑

ずれる街並みに斜めの鏡

ほんの少し押し込むだけで

綺麗な音色が響き渡る

渡った川の向こう側

架けた橋のこちら側

そびえ立つ両脇に

壁をせっせとこしらえて

粘土細工の如く練り込ませ

人を埋めれば出来上がり

立派で立派な架け橋だ

世界をくるりと回ってみれば

世の中はすんなり収まって

諸行無常の理を

いつか夢見た哲学者

歌人が歌うは時の華

終わらぬ人生に

祝福を

変わるに人生に

祝福を

さしてつっかえる並木道

歩く散歩道には

人の山



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