ネコの君 ~爆死寸前~
・・・・・・会話がない・・。
Q、何で会話がないんですか?
A、風水君が寝ちゃってるからですっ!!!
=話は十数分前にさかのぼり・・・=
「んじゃ、送るよ。」
「あ、ありがとう・・・」
現在電車のホームにいますっっっっっ!!・・・し、心臓がもたないよ~・・・・。
聞こえてないかな!?聞こえてたらどうしよう!!
「あ・・・電車来たよ。」
「う、うん。」
「なんでそんなにガチガチなの?」
「い、や・・・えと・・・なんででしょう・・・?」
「クスクス・・・・なんでだろうね?」
わ、わらったぁぁぁああああ!!!
ヤバい!!かっこいい~・・・!!いや・・かわいい?・・・カッコ可愛い・・・!!
・・・電車に乗ったのは良いものの・・・狭い・・・混んでる・・・。
「結構混んでるね。大丈夫?」
「うん・・・平気。」
「この時間に混んでんのめずらしいよなぁ~・・・。」
「あ、うん。普段はガラガラなんだけど・・・。」
=ガタンッ=
「!?・・・・ごごご、ごめん!!」
「いや、俺は平気だけど夏苗ちゃん平気?」
「え・・あ・・うん、平気(・・・・精神的に平気じゃないけどね!?)」
「そか、よかった。」
だ、抱きとめてもらってしまった・・・・!!!
あ~もうヤバい!!しかも、また笑ったッ!!・・・なんかさっきより楽・・?すい・・・たわけじゃなかった・・・・!!風水くんがスペース作ってくれてた!!やさしいなぁ~・・・こういうとこがまた・・・。
=〇〇駅~〇〇駅~=
「なんかめっちゃ空いたね・・・。」
「うん・・・・。」
「席あいてるしすわろっか。俺眠ーし。」
「あ、うん。」
席がいつものようにあいている・・・。混んできたら立とう・・・。
「夏苗ちゃん?どうかした?」
「な、なんでもないよ?」
「そう?」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・風水くん?」
「・・・・・・・・・・・・・すー・・・・。」
「・・・え!?寝てんの!?」
なんてことがありまして・・・現在に至る!!
しかも!!(皆さんに回想シーンをお伝えしている間に!!)風水くんの頭が肩にのっかった・・・!!
でも・・・あとちょっとで着くんだけど・・・起きないかな・・・。
「風水くん、そろそろ着くよ?」
「ん・・・・」
「お~い・・・着くよ~!」
「もうちょい・・・」
「寝るなら家に帰ってからにしてください・・・。」
「違う・・・。」
なにが?
「もうちょい・・・君といたい・・・。」
あの・・・・
「だめかな?」
私を爆死させる気ですか・・・!?
=✕✕駅~✕✕駅~=
「もう、降りなきゃだから・・・」
「んじゃ・・・・・・送る。」
「え!?それはさすがに」
「いや?」
「いや・・・・じゃないけど!!悪いかなって・・・・ってもう降りちゃったね・・・・。」
「ほら。いくよ~~。」
「ま、待って・・・・・。」
「・・・こうすればいいのか。」
「?・・・・・・!?」
て・・・・手・・・手・・・・手・・・手つないじゃった!!!
その後、私の心臓はどうにか保ち、しっかり家に送っていただきました!!
読んで頂きありがとうございます!!