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第6話 隣国の陰謀と、効率化戦争
改革が進む中、隣国・ガルドニアが動いた。
アルドリアが弱体化していると見て、侵攻を開始したのだ。
軍事会議が開かれた。
「陛下、国境の城塞が包囲されています!」
「兵力は?」
「敵2万に対し、我が軍5千」
「補給は?」
「3日分の食料のみ」
一同が青ざめる中、バルドルが立ち上がった。
「効率化しましょう」
「え?」
「まず、情報の整理から。敵の詳細な配置図は?」
「次に、資源の最適配分。食料を3日分から5日分に見せる方法は?」
「そして最も重要なのは、敵の『無駄』を見つけることです」
バルドルは前世のプロジェクト管理スキルを駆使した。
「敵軍、指揮系統が複雑すぎます。命令が前線に届くまでに3時間」
「補給線が長すぎます。末端部隊まで食料が届くのに2日」
「ここを突けば……」
王は笑った。
「面白い。ではわしも一つ提案しよう」
「陛下?」
「敵の王にこう伝えよ。
『わしと一対一で勝負し、勝ったら国を譲る』と」
「そんな……」
「だが、わしが勝ったら」
王の目がきらりと光った。
「ガルドニアはアルドリアの『働き方改革』を導入することとする」




