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プロローグ
ジリジリと肌を焼き付ける太陽の元で僕は今日も学校へ向かう。いつもの靴箱、廊下、教室、何も変わらない日常。
やけに目が冴えていつもより早く着いたせいか学校には人が少ない。少し違和感を覚えるが特に考えることもなく学校を少し散策することにする。長い時間を過ごす学校だがこうゆっくりと散策することはないので新鮮でおもしろい。花壇の花や飼育されているアヒル、誰もいないプールにいつもより静かな職員室、私服の可愛らしい少女。
ん???????????
うちの学校は制服登校のはずだ。見間違いに違いない。
そう思ってもう一度みた時、彼女はぼくの目の前まで近づいてきて僕の顔をじっと見つめている。腰まである長いロングヘアに整った顔をしている少女に見つめられ戸惑っていると、少女がゆっくりと口を開いた。
「何も覚えてないのね。将真くん」




