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5話“弱点”

“えっ?左手が

生きゴーストの頭をすり抜けた...?”


”うん、終わった^_^

うんまぁ知ってた...”


格闘技ひとつもやったことが


なかったのだつまり詰んだのだ。


その時だ、


「お兄ちゃん前!!」


と愛の声で目が覚めた。


生き物の右手が俺の胸に向かって刺してきたのだ。


それに対応するために即座にしゃがんだ。


”落ち着け俺。相手は煙。

肉体はない。


だから頭は当たらない。

当たらないってことは


掴めもしない。

だとしたら...


あぁ考える余裕がもうねぇ”


「一か八かやってやるよ!」


拳を握り、


「おまえが胸を狙うならこっちも狙ってやるよ!」


生きゴーストの黒い球に向かって、


立ち上がった勢いで右手を出した。


右手は黒い球にあたった。


すると、


黒い球にヒビが入り、


生きゴースト

煙その物のように消えて行った...

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